熊本で相続の相談なら熊本の相続相談窓口の法定相続と相続人

相続が発生し、被相続人が遺言書を作っていなかった場合、一般的には、法律で定められた相続分に従う「法定相続」か、あるいは相続人全員で話し合って遺産の分け方を決める「遺産分割」により相続の手続を選択することになります。（遺言書がある場合は、遺言書の内容が優先します）

法定相続の順位割合は以下のように決められています。

• 配偶者は常に相続人となる
• 直系尊属は、子がいない場合の相続人となる
• 兄弟姉妹は、子と直系尊属がいない場合の相続人とる

相続人は大きな財産を手にすることもありますので、今まで会ったこともないような相続人が突然現れたり、本来、ない権利を主張する人が現れることも少なくありません。

そのため、以下のとおり正しい手順で、相続人を調査する必要があります。

1. 亡くなった方の「戸籍謄本」「除籍謄本」「改製原戸籍」等を出生から死亡まで全て取得する
2. 子供（代襲者を含む）がいない場合は、両親を初めとする直系尊属が相続人になりますので、 必要に応じて戸除籍を取得する
3. 直系尊属が全員亡くなっている場合は、兄弟の戸除籍も取り寄せて調査する

• ※相続調査でよく問題となるのは、相続人の人数が当初の想定よりも多かったり、聞いたこともない名前がでてくるケースです。
• ※相続人は全国各地にお住まいの場合も多く、場合によっては海外も考えられます。相続が発生した直後に、全ての相続人の戸籍を集める作業も、かなりの負担となります。
• ※相続人調査が正確でなかった場合、後から本来の相続人が出て来て、相続権の回復を請求され、全てやり直しになる可能性があります。こじれると訴訟に繋がることも考えられます。