円満な相続の準備
「相続で揉めるなんてことは、うちに限っては考えられない」もしくは「相続問題なんてまだまだ先のこと」などと考え続けて、全く対策をしなかったばかりに、ドロ沼の相続争いになってしまったなどということは珍しい話ではありません。 むしろ、いま起こっている泥沼化している相続問題のほとんどは、上記のような判断が原因になっているかもしれないのです。 相続におけるトラブルが発生する原因は、関係者の言動や状況、相続人の事情などによる、相続人の見解の違いによるものです。
- 相続財産が不動産しかなく、複数の相続人へ分割できる財産がない
- 相続財産全体が分からない(財産目録が無い場合や、不正確な場合)
- 相続財産が予想を超えて多い、または少ない
- 被相続人がすでに特定の相続人に対し多額の贈与をしていた
- 相続人に、前妻との子、後妻、養子、非嫡出子などがいる
- 相続人の配偶者など、相続人でもない人が遺産分割協議に口を出してくる
- 相続税が思った以上に発生してしまった
現時点では想像もつかない問題が発生してしまうのです。 もちろん、残された方だけに原因があるわけではなく、自分自身にも想像もしなかったことが発生するかもしれません。 例えば、認知症になり、財産の管理や処分ができない状態になってしまった場合、このような問題は、さらに複雑になります。
相続争いのデメリット
相続争いは、親族間の人間関係を崩壊させ、不幸な結果を招きかねません。 人間関係以外にも①時間の浪費②精神的消耗③体力的消耗④金銭的消耗⑤手続の遅延⑥各種特典が受けれない⑦任雁関係が修復できない、など良いことはありません。
ケース別相続トラブル予防法
遺産の分配に関するトラブル
遺産の分配トラブルは、遺言を正しく作成執行すれば、その大半は防げるとされています。 ただ、相続人間のトラブルは回避できたとしても、ご自身の意思(遺志)が全く反映されないような事態も起こりえます。 いまの状況をよく判断して、ご自身、相続人全員が納得できる相続対策をすることが必要です。
納税に関するトラブル
「何の納税対策もしなかったばかりに、せっかく築いた莫大な財産を、子や孫の世代で半分にしてしまった」などということは、決して少なくありりません。 納税対策もとても大切な問題です。納税対策については、当事務所では経験豊富な税理士などの専門家を紹介することも可能です。
相続税対策
上記の納税対策とは違った観点で、負担の大きい相続税対策をしたいという要望は多いのですが、相続財産の評価は難しいのが現状です。不安であれば、生前にやるべきことは多くあると言われています。
認知症になったときのための対策
残念ながら、高齢者をターゲットにした詐欺事件や悪徳商法などは非常に多く存在します。 成年後見制度などを利用して、詐欺などにより財産を失わないで済むよう対策をしておくことは重要です。 最近では、財産管理委任契約など、認知症になる・ならないに関わらず、財産・契約保全のための手段が採られるようになりました。
昭和59年明治大学経営学部卒業。銀行勤務を経て平成元年司法書士試験合格。昭和63年から平成3年まで室原司法書士・土地家屋調査士事務所に3年間勤務。平成15年に司法書士法人リーガルシップを設立し、代表を務める。その後、地元熊本での相続関連業務を中心に業務を拡大し、相続対策に関する特集で取材を受けるなど、相続分野で今最も注目を集める士業資格者の一人である。相続・遺言・贈与に留まらず、税理士と提携した相続税対策や不動産会社や解体業者と提携した空き家問題解決策などにも幅を広げ、相続に関する顧客の課題をワンストップで解決している。事務所開設以来、多数の相続の相談を受けており累計相談件数3,000件以上の実績から相談者からの信頼も厚い。
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